三重県には、松阪木綿、伊勢木綿、市木木綿などの伝統的な木綿文化が根付いています。かつては何百という織元が腕を競い合い、後の三越の前身となる、越後屋を開いた三井高利(松阪市)などの活躍もあり、三重県は木綿の一大産地でした。ところが、木綿文化の衰退と共に、現在では、松阪木綿も、伊勢木綿も、市木木綿も、織元はそれぞれ1軒を残すのみ。さらに、昔は木綿も藍も地元で育てたものが使用されていましたが、今はそれもありません。

そこで、三重県でもう一度、三重県産の木綿を育てようと、「SPYN(スピン)」というプロジェクトを立ち上げました。「SPYN」とは、「糸を紡ぐ」の英語「Spin a yarn」を省略した略語(表記)です。「SPYN」の木綿は、完全な無農薬にこだわる、オーガニックコットンです。この木綿を三重県中に広め、三重県の木綿文化を再興していきたいと思います。




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